子連れ広島旅行モデルコース|呉・尾道・宮島・平和記念公園を家族4人で巡る

厳島神社の海に浮かぶ大鳥居 旅行記

子どもたちがまだ小学生だったころ、夫婦+兄妹2人の家族4人で中国地方へ旅行に行きました。
呉で巨大な潜水艦と大和ミュージアム、尾道ラーメン、宮島の厳島神社、広島の平和記念公園と原爆ドーム、〆はお好み焼きの名店「八昌」……と盛りだくさんの旅。帰りには鳥取砂丘にも寄り道して、子どもたちにとっても私たちにとっても、忘れられない旅になりました。


【1日目】呉へ。潜水艦あきしおに子どもたちが大興奮!

名古屋を早朝に出発し、山陽道経由で呉市へ。まず向かったのは海上自衛隊呉史料館「てつのくじら館」です。

建物の外に突然現れる全長約76mの実物潜水艦「あきしお」に、子どもたちは「でかい!!」と目を丸くしていました。しかも館内から潜水艦の中に入れるという、世界的にも珍しい展示施設。発令所では潜望鏡の体験もでき、「見える!見える!」と二人で交互に覗いてはしゃいでいました。
入館料が無料というのも嬉しいポイント。子ども連れには本当にコスパ最高のスポットです。

続いて向かったのは、すぐ近くにある大和ミュージアム(呉市海事歴史科学館)。館内に入ってまず目に飛び込んでくるのが、10分の1スケールの戦艦「大和」の巨大模型(全長26.3m)。これが本当に圧巻で、子どもはもちろん大人の私たちも思わず立ち止まってしばらく見入ってしまいました。
零式艦上戦闘機や人間魚雷「回天」はすべて本物。体験型展示も充実しているので、子どもたちも飽きることなく館内を歩き回っていました。


【2日目 午前】尾道へ。坂の街で尾道ラーメンを食べる

2日目は「坂の街・映画の街」と呼ばれる尾道へ。駅の目の前が海という独特のロケーションで、レトロな街並みがとにかく絵になります。

お昼は迷わず尾道ラーメンを。鶏ガラと瀬戸内産いりこのスープに、豚の背脂を浮かせた醤油ベースのラーメンで、コクがあるのにくどくない絶妙なバランス。平打ちの細麺との相性も抜群で、子どもたちも「おいしい!」とあっという間に完食していました。
食後は細い路地や坂道を散策。あちこちに猫がいて、子どもたちは猫を追いかけながら楽しんでいました(笑)。


【2日目 午後】宮島へ。厳島神社と海に浮かぶ大鳥居

尾道から移動し、世界文化遺産・厳島神社がある宮島へ。宮島口からフェリーで約10分、島に渡ります。
「フェリーに乗るの!?」と子どもたちはそれだけで大喜び。小さな船旅気分を楽しんでいました。

島に降り立つと、鹿がのそのそと歩いていて、子どもたちは大興奮。餌やりは禁止ですが、間近で野生の鹿を見られるのは宮島ならではの体験です。
そして厳島神社の大鳥居(高さ約16.6m、木造鳥居としては日本最大)。海の上にそびえ立つ朱色の鳥居と社殿の美しさは、何度見ても息をのむ光景です。満潮時には社殿が海に浮かぶように見える幻想的な風景で、子どもながらにその美しさが伝わったのか「すごい……」と静かに見つめていました。
帰りのフェリー乗り場近くで焼き立てのもみじまんじゅうを食べながら、島をあとにしました。


【3日目 午前】広島平和記念公園・資料館・原爆ドームへ

3日目は、この旅で一番大切にしたかった場所——広島平和記念公園へ。
子どもたちに「戦争のこと」「原爆のこと」を自分の目で見て感じてほしいという思いから、今回の旅のルートに組み込みました。

広島平和記念資料館の中は、被爆した建物の模型、遺品、被爆者の証言……と、言葉を失う展示が続きます。子どもたちも最初は興味津々でしたが、展示を見ていくうちに段々と表情が変わっていきました。
「これって本当のこと?」「なんでこんなことになったの?」——そんな質問をしてくれたことが、親としては正直うれしかった。難しい言葉は使わず、できる限り丁寧に答えながら一緒に歩きました。

公園に出ると、青空の下に原爆ドームが静かに立っていました。1945年8月6日の原爆投下以前は「広島県産業奨励館」として賑わっていた建物が、今もそのままの姿で残されています。
子どもたちは「昔はここで普通に人が働いていたんだよ」という話を聞いて、しばらく黙って見上げていました。旅の中で一番「来てよかった」と感じた瞬間でした。


【3日目 昼食】広島お好み焼きの名店「八昌」へ

平和記念公園の後は、重くなった心を少し解きほぐしながら、楽しみにしていたお好み焼き「八昌」へ。

広島風お好み焼きは大阪風と違い、キャベツ・もやし・麺・卵を層に重ねて焼く「重ね焼き」スタイル。八昌のお好み焼きは、たっぷりの細切りキャベツを蒸し焼きにして甘みを引き出し、外はカリッと中はもっちりの特製麺との組み合わせが絶品です。
食べログでも高評価の名店で、開店前から行列ができる人気ぶり。並んで待った甲斐があって、一口食べた瞬間に「これは本物だ」と確信しました。子どもたちもぺろりと平らげていました。


【帰り道】鳥取砂丘にも寄り道!

広島から名古屋への帰り道、せっかくだからと鳥取砂丘に寄り道しました。
「砂丘って砂浜みたいなもの?」と思っていた子どもたちでしたが、実際に目の前にした砂丘の広大さに「うわあ……」と言葉を失っていました。

名物の馬の背(高さ約47mの急斜面)にも挑戦。砂に足を取られながら必死に登り、頂上から見た日本海の景色に子どもたちも大喜び。下りは走って砂の上を滑り降りて、「もう一回!」と何度もせがんでいました(笑)。
日が傾いてきたところで砂丘をあとにし、名古屋へ向けて帰路につきました。


まとめ:子どもと一緒に行ってよかった、思い出深い中国地方の旅

潜水艦・大和・宮島・平和学習・お好み焼き・砂丘……と、バラエティ豊かな体験が詰まった旅でした。特に広島での時間は、子どもたちにとっても私たちにとっても、旅を超えた「学び」になったと思っています。

今はもう社会人になった兄と妹。あのとき原爆ドームを前に黙って見上げていた子どもたちの顔を、今でもよく覚えています。「あの旅行、覚えてる?」と聞くと、二人とも「覚えてる」と言ってくれます。
子どもがいる方には、ぜひ一度、広島への旅をおすすめしたいと思っています。


施設情報

てつのくじら館広島県呉市宝町5-32 / 10:00〜18:00 / 火曜定休 / 入館無料
大和ミュージアム広島県呉市宝町5-20 / 9:00〜18:00 / 火曜定休 / 大人500円・小中学生200円
厳島神社広島県廿日市市宮島町1-1 / 宮島口よりフェリー約10分(片道200円)
広島平和記念資料館広島県広島市中区中島町1-2 / 8:30〜18:00(季節により延長)/ 大人200円・中学生以下無料
お好み焼き 八昌広島県広島市中区幟町14-17 / 広島電鉄「銀山町」駅すぐ
鳥取砂丘鳥取県鳥取市福部町湯山 / 見学自由(無料)/ 山陰道「鳥取IC」より約20分
名古屋からのアクセス山陽道経由で呉まで約6〜7時間(高速道路利用)/ 帰りは中国道・鳥取道経由で鳥取砂丘に寄り道
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